山口県の方言「すいばり」の意味と使い方。例文までを解説

「すいばり」は「とげ」という意味で、主に山口県で使用されている方言です。一般的な言葉ではないので他の地域の人は驚きますが、山口県ではとてもポピュラーな方言です。そして「すいばり」には別の呼び方もあり、これは地域によって違いがあります。「すいばり」について、例文を交えて意味をご紹介します。

方言 すいばりの意味

「すいばり」は山口県で使われている方言です。「とげ」という意味で、花や竹のとげが刺さると痛い、あのとげですね。すいばりなんて聞くと、聞いたことのない地方の人は食べ物を想像することが多いようです。

山口県民はすいばりを標準語だと思っている人が多く、方言だと知ると驚くほど、山口では一般的に使われている言葉です。山口県のほかにも、北九州の一部と、広島県でも通じる地域があります。

すいべりの別の呼び方

「すいばり」が山口県では最もポピュラーなとげの方言ですが、地域によっては他にも言い方があります。主にお年寄りや、山口県でも田舎の地域で「すいばり」がなまって使われている背景があります。
「しいばり」「しばり」「そばり」「すべり」「しゅべり」「しょべり」「しょぼり」「そげ」「いが」などと使われることがあります。

すいばりの漢字

「すいばり」はひらがなで書きます。「吸い針」と書くこともありますが、これはほとんど使われることはありません。

すいばりの発祥、由来

すいばりは古くから山口県を中心に使われていましたが、どのようにして発祥したかは定かではありません。

すいばりが方言だと知ると本気で驚く山口県民

すいばりは標準語だと信じて疑わなかった山口県民が続出!進学や就職で他県に引っ越しして、「すいばりが立つ」などと言って、「えっなんて言ったの?」と疑問に思われ、方言だと発覚するケースが多いようです。とげだと説明をして「おもしろい方言だね~」と納得されますが、山口県民としては、「すいばり」が「とげ」と説明するのはどうにも納得できない「あるある」があります。

すいばりの例文

「すいばり」は「トゲ」というシンプルな意味の単語なので、一度覚えてしまうととても使いやすい方言です。とくに「すいばり」とセットで使われる「立つ」とあわせて、「すいばりが立つ」はよく使用されます。例文で詳しく解説します。

すいばりの例文①

お母さん

痛っ!あちゃ~ベンチのすいばりが立った!
(痛い!しまった。ベンチのトゲが刺さった!)

お父さん

うわっ痛そう。早く抜かんと
(うわっ痛そう。早く抜かないと)

お母さん

よく見たらベンチボロボロだわ。すいばりがぎっしり
(よく見るとベンチがボロボロだ。トゲがぎっしり)

お父さん

このベンチは座ったら危ないね

山口ではトゲが刺さることを、「すいばりが立つ」と表します。トゲが皮膚に刺さって、立っているように見えるための表現ですね。

すいばりの例文②

女子高生

なんか指が痛か
(なんだか指が痛い)

女子高生

すいばり刺さっととっちゃない?
(トゲが刺さってるんじゃない?)

女子高生

ん~すいばりは見当たらんよ
(ん~トゲは見つからない)

女子高生

おかしかねぇ
(おかしいですね)

すいばりは1㎜ほどと小さいので、刺さっていても発見できないことがあります。とくに爪の間に刺さると痛いし取れにくいです。

まとめ:状況が一目瞭然で分かる便利な「すいばり」

山口県で使われている方言の「すいばり」は使ってみると、トゲが刺さることを的確に表現した使いやすい方言であることが分かりました。標準語になれば、「すいばりが立った」と言えば何が起きたのか一目瞭然なので、便利な言葉だと思います。ぜひ「すいばり」を覚えて、トゲが刺さったら使ってみましょう。

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