関西で使われる「さら」の方言。静岡や愛知では別の意味合いも。例文で詳しく解説!

「さら」という方言は、関西で主に使われています。東海や関東でも意味を理解している人も多く、さら」を方言とは思わずに使っているケースもあります。今回は方言「さら」の意味や由来など、例文を使ってご紹介します。

さらの意味

「さら」とは関西で使われる方言です。意味は「新品」「新調」になります。「さら」は東海地方でも使われることもあるので、関西弁というには少し範囲が広いですね。

さらを標準語に言い換えると「新品」

「さら」を標準語にすると「新品」「新調」「おろしたて」「未使用」と言い換えることができます。

さらの発祥、由来

「さら」は「新品」という意味の方言です。その由来は「まっさら」という言葉からだと考えられます。まっさらとは、「新品」のことです。誰かが使った中古品ではなく、誰も使ったことがないという意味なので、方言の「さら」は「まっさら」の一部分が切り取られた短縮言葉が方言になったと考えられます。

さらの漢字

「さら」の由来が「まっさら」だと考えると、「まっさら」は「真っ新」と書くので、「さら」は「新」という漢字が当てはまります。新品のことを「さらっぴん」や「さらぴん」と呼ぶ地域もあるので、「さら」は「新」という漢字がしっくりくりします。

ですが、建物などがない状態の土地のことを更地(さらち)と言います。何にも使われていない土地のことを更地というので、どちらが正解なのかわかりにくいです。ですが、新品という意味で使う「さら」は、「新」という漢字を当てはめるのが自然ではないでしょうか。

さらの関西以外での使われ方

「さら」は関西周辺では「新品」という意味で使われていますが、静岡や愛知などでは他の意味で「さら」を使うことがあります。「~まで」とか「~ごと」という意味で使います。「スイカの種さら食べる」とか「袋さら貰う」などです。

ですが、東海や中部地方では、「新品」という意味の「さら」を使う人もいますし、「さら」の意味も理解できる人の割合が高いので、「さら」を多用すると複雑になってしまいそうですね。

さらの例文

広く使われている方言の「さら」。どのような使い方をするのか、例文をみてみましょう。

「さら」の例文①

高校生

傘がつぶれたからほかしたんよ。さらの買ってな
(傘がこわれたから捨てたよ。新しいの買ってね)

お母さん

頑丈なの買うたのにな。どうせ振り回したんやろ
(壊れにくいのを買ったのに、どうせ振り回したんでしょ)

高校生

そんなにしてないわ。めっさ風が強くてひっくり返ってしもたんよ
(そんなことしてないよ。めちゃくちゃ風が強かったからだよ)

お母さん

しゃあないな。さらの買うたげるから、今度は大事にしっ
(仕方ないな。新しいの買ってあげるから、次は大切にしなさい)

このような会話の中で使われるのが一般的です。日常に溶け込んでいる方言ですね。

「さら」の例文②

彼氏

すみませ~ん。さらの取り皿お願いします。
(すみませ~ん。新しい取り皿お願いします。

店員

はい。今お持ちしますね

彼女

取り皿って言うからわかるけど、さらの皿だと一瞬わかんなくなるよね

彼氏

ああ、関西だとさらの皿って普通に使うかも

彼女

そうなんだ。ちょっと笑っちゃうかも

関西出身の人の「さら」の使い方をスルー出来なくてつい食いついてしまうのは、「さら」と「皿」の連続使用です。前後の会話を聞けばわかりますが、いきなり「さらの皿」って言われると驚くかも知れませんね。

「さら」の例文③

この前買ったばかりのさらっぴんの靴だったのに午後から土砂降りで最悪
(この前買ったばかりの真新しい靴だったのに午後から土砂降りで最悪)

お母さん

さらの靴をおろす時は、天気予報をしっかりチェックせんと
(新しい靴をおろす時は、天気予報をしっかりチェックしないと)

ゲリラ豪雨だったんだよ。天気予報じゃ降水確率20%だったもん

この例文では「さら」を強調する「さらっぴん」も使っています。新しい靴や洋服で外出した時にはあるあるのエピソードですね。

まとめ:真っ新という意味が変化した方言「さら」

新しいものを使うのは気持ちが良いものです。「さら」の方言は新品に対するこだわりが伝わってきます。関西以外でも広く意味は理解されているので、これから新品のことを「さら」という表現を使ってみても良いのではないでしょうか。関西弁じゃなくても、違和感なく溶け込みますよ。

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