方言「たいぎー」の意味と由来。例文付き!【広島など中国地方】

みなさんは「たいぎー」という方言を聞いたことがありますか?岡山県や中国地方で使われている方言で「めんどうくさ」の意味があります。日常生活でも、「めんどくさー」なんてけっこう使ったりしますよね。岡山では頻繁に会話の中に「たいぎーたいぎー」と使われます。今回はそんな方言「たいぎー」の意味、由来、使われ方についてを例文を用いてご紹介します。

「たいぎー」の意味

方言の「たいぎー」とは、標準語で言うと「めんどくさい」「だるい」「億劫」という意味があります。ここでいう「だるい」というのは、「病的なもの」ではなく「精神的なだるさ」を示す言葉になります。

岡山県や広島県、愛媛県などの中国地方でよく使われる方言です。また、「たいぎー」の表記は「たいぎい」と言い換えが可能です。

「たいぎー」の由来

「たいぎー」は漢字で表記すると「大儀」と表します。この「大儀」という言葉は「朝廷の重要な儀式」を指し示す言葉なんです。では、なぜ、朝廷の儀式を表す「大儀」が「めんどくさい」というマイナスの意味を示すようになったのでしょうか?

それは、朝廷の儀式というのは、準備に時間がかかりとても労力のある「めんどくさい」行事だったことが、方言発祥の由来になります。昔の人でもやっぱりめんどうなものはめんどうだったことが伺えます。そこから現代の広辞苑に掲載されている「大儀」は「めんどくさい」という意味になりました。

「たいぎー」と似た意味の方言「やねこい」

広島県では「たいぎー」の他にも「面倒くさい」を意味する方言、「やねこい」があります。「やねこい」には「面倒くさい」の意味以外にも、「難儀だ」「難しい」という意味があります。この2つの似た意味を持つ方言があるため、広島県民も違いが分からずに使っていることがあります。

幅広く「面倒くさい」の意味で使われているの方言は「たいぎー」のほうで、「やねこい」は「難しい」の意味で使われる場面が多いです。とくに「やねこい」は若い人は知らずに、年配の人と話していて初めて聞いた、というくらい使われることが少なくなってきています。

「たいぎー」の例文

「たいぎー」の主な意味と由来について学んだところで、3つの例文を用いて「たいぎー」についての理解を深めていきましょう。

「たいぎー」の例文①

彼女

休みの日ぐらい掃除してよ。うち、たいぎいけん
(休みの日ぐらい掃除してよ。わたし、めんどくさいねん)
いや、今体がいたしゅーてかなわんから、無理だわ

(いや、今体がしんどくてどうにもならないから、無理だわ)

彼氏

「たいぎー」の例文②

高校生

明日テストかいねえ? ぶりたいぎいじゃん
明日テストかあ。とてもめんどくさい

高校生

ほうじゃのう。みやすいのがいいな
(そうだなぁ。簡単なのがいいな)

「たいぎー」の例文③

高校生

あーもうハシゴがたわん!手動でやるしかない
(あーもうハシゴが届かない!手動でやるしかない)

高校生

たいぎーなー
(めんどうくさいなー)

高校生

もうやめようかな

高校生

はぶてんさんな
(すねないで)

広島弁で「たいぎー」と同様に生活に根付きよく使われる方言で「たう」。「(手が)届く」という意味があります。「たう」よりも「たわん」(届かない)のほうがよく使われます。

中国地方で使われる方言「たいぎー」

この記事では、主に中国地方で使われる「たいぎー」という方言について解説していきました。特に「たいぎー」の言葉の由来が「大規模な朝廷の儀式を行うのはめんどくさい」ことから来ていることはとても教訓になりましたね。

方言というのはその地域に根付いた事柄から発生するので、中国地方の人はけっこう面倒くさがりな人が多いのかもしれませんね。時代とともに変化していく方言、わたしたちも地元の方言をたくさん使っていきたいですね。

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