「てげ」の意味や由来、使われる地域について、例文で使い方を解説します!【宮崎・鹿児島】

宮崎県で使われる方言「てげ」。「とても」「すごい」という意味の方言で、「てげ〇〇」のように言葉の頭に「てげ」置くことで、その時の印象や驚きを表現する、宮崎県の人なら誰でも知っている方言です。今回は「てげ」の意味や由来、使われる地域や例文を紹介します。

「てげ」の意味や使われる地域

「てげ」の方言の意味は「とても」「すごい」といった意味の方言です。「てげ」は宮崎県全域及び鹿児島県の一部で使われる方言の1つです。

「てげ」の由来

「てげ」の由来は「とても」「すごい」などの意味で使われる「大概(たいがい)」が訛った方言と言われています。「大概」は主に福岡県で使われる方言ですが、この「大概」が熊本県では、「たいぎゃ」となり、宮崎県では「てげ」となります。

ちなみに「大概」は元々中国の漢語が由来と言われており、こちらは「だいたい」「おそらく」といった意味を持ちますが、日本では「とても」「すごい」となるので、意味が少し変化しています。

「てげ」は韓国でも使われる?

「てげ」と聞くと宮崎県の方言ではなく、「これって韓国語では?」と言われる方もいます。実は韓国語にも「テゲ」という言葉があり、意味は「とても」「すごい」という宮崎県の方言「てげ」と同様の言葉です。

先ほど紹介したように、「てげ」は「大概」が訛った方言で中国の漢語が由来です。古来九州地方は大陸との交流が盛んな地域でもあったので、「てげ」は、九州と朝鮮半島を多くの人が行き来してきた中で、定着した方言だと言われています。

「てげ」とは意味が大きく異なる「てげてげ」

「てげ」は「とても」「すごい」などを意味しますが、宮崎県には似た発音の方言で「てげてげ」と言う方言があります。一見すると「てげ」を繰り返すので、意味は「てげ」をさらに強く表現する時の方言と思いがちですが、実は「てげてげ」の意味は「てげ」とは大きく異なります。

「てげてげ」は「適当」とか「そこそこ」という意味で使われる宮崎県の方言です。現地で意味を間違いないためにも、「てげ」と「てげてげ」の違いはよく理解しておきたいですね。

「てげ」の例文

「てげ」は「とても」「すごい」といった驚いた時などの感情を表現する時に使用する、宮崎県の方言です。同じ意味を持つ「大概」や「たいぎゃ」と用法は同じで、宮崎県では日常会話でよく使われます。ここでは日常で使われる「てげ」の例文を3つ紹介します。

てげの例文①

高校生

こないだ貸した小説どうやった?
(こないだ貸した小説の感想はどうだった?)

高校生

てげおもしかった!
(すごく面白かったよ!)

「おもしー」は「面白い」という意味の宮崎の方言です。

てげの例文②

サラリーマン

これ全部なおすと?
(これ全部片づけるの?)

お母さん

うん

サラリーマン

てげよだきー!
(とても面倒くさい)

お母さん

てげてげでよかよ
(適当でいいよ)

「なおす」は「片付ける」、「よだきー」は「面倒くさい」「だるい」を意味する宮崎県の方言です。

てげの例文③

高校生

あん子の事どう思う?
(あの女性のことどう思ってる)

高校生

てげすいちょる!
(とても好き!)

高校生

ならちゃんと告白せんね!
(だったらちゃんと告白しなさい!)

「すいちょる」は漢字に直すと「好いちょる」となる、「好き」を意味する宮崎県の方言の一つです。

まとめ:「てげ」は宮崎県では良くつかわれる方言です

宮崎では「てげ」は「てげてげ」と並んで、日常会話でよく使われます。この2つの方言は文字は同じものの、意味は大きく異なるので、この2つをセットで初めての人が聞くと混乱してしまう、独特の宮崎の方言です。「てげ」の意味だけでなく、「てげてげ」の意味もセットで覚えておきましょう。

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